寒い冬には、出汁がしみ込んだ美味しいおでんを食べたくなりませんか?
コンビニでは熱々のものや、スーパでは温めれば直ぐに食べられるおでんが買えますが、ご自宅で家族や自分の好きな具や変わり種を入れて作るのも良いですよね!
今回は、美味しいおでんを作るのに、入れる具の順番がとっても大事だということをご説明したいと思います。
定番の具の種類や変わり種についてもご紹介します!
おでんの具の順番は大事!
美味しいおでんを作ろうとして、味をしみ込ます為に長く煮込んでしまって、具がクタクタになってしまったことはありませんか?
美味しいおでんを作るには、具ごとに火の通りやすさや味のしみ込み方が違うので、
具の順番は大事なんです!!
味のしみ込みにくい「大根」や「こんにゃく」と温める程度で良い「練り物」を一緒に入れてしまっては、練り物の旨味が汁(つゆ)に溶け出てしまうので、美味しさが半減してしまいますよね。
おでんの具の入れる順番は?
おでんの具の入れる順番は、煮えにくいもの、味のしみ込みにくいものから入れて煮るということです!
☆入れる順番でグループに分けて具をご紹介したいと思います。
煮えにくいもの味のしみ込みにくい具
- 大根
- こんにゃく
- 厚揚げ
- 玉子
- 牛すじ
- 結び昆布
ある程度煮込みが必要。でも煮込み過ぎたくない具
- じゃがいも(電子レンジで3分ほど加熱してから、煮込みの後半で入れるのもOK)
- ちくわぶ
- ごぼう巻き
- 餅巾着
- しらたき
煮込むよりも温める程度の具
- ちくわ
- さつまあげ
- つみれ
- がんも
- ウインナー
- はんぺん(煮あがる直前が良いですね)
紀文さんより、おでんの作り方・具の下ごしらえの方法など分かりやすい動画で紹介していますので、是非ご参考にしてみてください!
おでんの具の種類の定番や変わり種は?
おでんの具の定番と言えば、やっぱり大根やたまごではないでしょうか?(^.^)
ご当地ならではのものもありますが、人気の具はこちらです!
- 大根
- 玉子
- こんにゃく
- はんぺん
- ちくわ
- さつま揚げ
- ごぼう巻き
- しらたき(糸こんにゃく)
- 牛すじ など
こんなものも?とビックリするけれど、食べてみたら「美味しい~」と思える変わり種を紹介したいと思います。
トマト…皮を湯剥きしてから汁の中で温める感じ。
ミニトマトを串に刺して、「トマト串」にすると見た目は可愛く、食べやすいですよね!
厚焼き玉子…おでんの汁をたっぷり染み込むので、ゆで卵とは全く異なる美味しさ!
崩れやすいので、煮込むのは10~15分ほどが良いです。
シュウマイ…小籠包みたいに、おでんの汁がジュワッと出てきて、蒸したシュウマイとは別物!!(やけどに注意です)
チーズ巾着…カマンベールチーズなどを油揚げに入れます。おでんの和風の汁に合いますよ。
アボカド…皮ごと煮込んでも良し、皮が気になる方は剥いてからでも良し!豆腐のような味わいに。
たこ焼き…おでんに入れると明石焼きのような感じで、口に入れた瞬間にとろける食感だそうです!(注意:煮込みすぎると皮が溶けてしまいます)
私は、「たこ焼き」を入れてまだ食べたことがないので、是非入れて食べてみたいと思います。
ご当地おでんの変わり種を紹介!
全国ではいろいろな具を入れているようですので、簡単にご当地おでんの変わり種を紹介します!
北海道・東北おでん | ホタテ・ツブ貝 | ホッケのつみれ | タラの白子 |
関東おでん | ちくわぶ | 結び昆布 | つみれ |
静岡おでん | 黒はんぺん | 豚もつ | なると |
名古屋おでん | 焼き豆腐 | 豚バラ肉 | 里芋 |
金沢おでん | カニ面 | バイ貝 | 赤巻 |
関西おでん | タコ足 | 豆腐類(湯葉など) | 平天 |
姫路おでん | レンコン棒 | ハモ | イカ |
松江おでん | 葉物(春菊やセリなど) | バイ貝 | つぶ貝 |
四国おでん | じゃこ天 | 白天 | 里芋 |
九州おでん | 餃子巻 | 竜眼(卵が一個入った練り物) | ロールキャベツ |
沖縄おでん | 豚足 | 島こんにゃく | ウインナー |
私の地元の静岡おでんに入れる黒はんぺんは、イワシなど青魚の練り物でして、少し、ざらざらした食感がわかるけども、魚の風味がありとっても美味しいですよ!
よろしければ、変わり種として試してみてはいかがですか(^.^)
全国のご当地おでんも今では、簡単に取り寄せが出来ますよね。いろいろと食べ比べしてみたいです!
おでんを美味しく作るコツ!
おでんを美味しく作るコツをいくつかご紹介します!
先ず煮込む時間は45分位を目安にします。
- 具が浸るぐらい汁を準備し、大きめの鍋で煮ることですね。
- 煮えにくいもの・味の染み込みにくい具から順番に煮る。
- 具の下ごしらえもしっかりする。
- 弱火でコトコトゆっくり。(沸騰させない!)
- 鍋に蓋をする!(煮込むときは蓋をずらす)
- 汁が煮つまったら、お湯か汁を足す。
- 練りものを煮る間は10〜15分(練りものの旨みがおでん汁に出過ぎないように!)
- はんぺんは食べる直前に入れる
☆美味しく作ったおでんも、作ったばかりよりも、もっと具に味がしみ込むのは、火を止めて熱い状態から冷めていく時だそうです!!
最低1時間寝かせてあげることで、味が深くしみ込むそうです(^.^)
下ごしらえの必要な具や方法
少し面倒だなと感じてしまうかもしれませんが、ひと手間の❝下ごしらえを❞すれば、美味しいおでんが作れますよ!
下ごしらえが必要な具と方法を紹介します。
大根…皮を厚めに剥く⇒表面に隠し包丁を入れる⇒下ゆで(米とぎ汁で)すると大根臭さがおでん全体に移りにくくなります。
こんにゃく…こんにゃくに塩を振るとばらくして水分が出てきます。流水で洗ってから下茹でします。こんにゃくの臭みがとれます。
厚揚げ…さっと湯通しする、もしくはお湯で軽く洗う。余分な油を落として油っぽさや臭みを取ります。
じゃがいも…下茹でした後に少し冷ましますと煮崩れを防げます。(男爵よりもメークインの方が煮崩れはしにくいですね)
私は、煮崩れをする男爵を好んで入れています(^.^) ホロホロ崩れてしまうのですが、その柔らかさが好きなんです。
牛すじ…独特の臭いや脂が多いので、長時間の煮込みで臭みを取り柔らかくします。
私は、時間のない時は、おでん用に煮込んであるものを、スーパーや精肉店で買っています(^.^)
おでんの具の順番は大事のまとめ
おでんの具の順番が大事なのは、作る際に、入れる順番を間違えてしまうと、具をクタクタに煮詰めてしまったり、具の旨味が溶けだしてしまって、美味しさが半減してしまうからです!
下ごしらえの必要な具は準備して、煮えにくいもの、味のしみ込みにくいものから順番に入れていくのが美味しくできるコツですね。
これから寒くなると、熱々のおでんがより美味しく味わえますね。
ご家族、友人たちと美味しいおでんを囲んで温まってみてはいかがですか?