かき氷は、進化を遂げています。
縁日のかき氷とはかけ離れたフォトジェニックなかき氷をTVやInstagramで見る機会も多くなりました。
横浜にある小さな「かき氷店 小桃」は、かき氷を愛する人たちの中でも人気が高く、行列のできるお店です。
小桃のかき氷は予約が必要?
小桃はどうして誕生したの?
お店に来るお客さまに”こももまま”と慕われる店主にお話しをお聞きしました。
こももままが大切にしている思いもお伝えします。
かき氷店 小桃でおすすめのメニュー、人気ランキングや口コミもご紹介します。
小桃のかき氷は予約が必要?
引用元:かき氷店 小桃
かき氷店 小桃は、完全予約制ではありません。
予約することもできるし、直接お店に行って食べることもできます。
ただタイミングによっては多くの人が行列していたり、営業時間より早く受付終了したりすることもあります。
確実に食べたいなら、予約してからお出かけするといいかもしれません。
予約 | 来店予定日3日前の20時から(Instagramに掲載) |
予約フォーム | 小桃予約フォーム |
テイクアウトについては現在は対応していませんが、もしこももままが新しいチャレンジをすることがあればInstagramでお知らせがありますので、チェックしてみてくださいね!
かき氷店 小桃はどんなお店?
引用元:akity0807 【姫さまピーチ】
かき氷店 小桃は横浜にある小さなお店です。
JR根岸線石川町駅的街口から急な坂をテクテク登ると、3分ほどで到着します。
お店は白木がふんだんに使われていて、明るくて清潔な雰囲気。
カウンターの中央で”こももまま”が氷を削っています。
引用元:akity0807 【もろこしくん】
かき氷の性質上か、一人で来られるお客さまが多いからか、寡黙にスプーンを口に運ぶ人が多いです。
でも「うわあ」という表情や、構成が書かれたデザインと見比べたりする仕草で、それぞれが心の中でコメントしながら食べている様子が伺えます。
お店のカウンターや壁が白いので、かき氷が綺麗に撮影できるのも嬉しいです。
メニューはレギュラーが6種類と期間限定のもの2〜3種類があります。
かき氷店をやろうと考えたきっかけは?
引用元:akity0807
「食べたことがなかったからです。
食べたくて食べたくて自分でお店をやろうと思ったんです」
引用元:akity0807
「かき氷が好きで食べ歩いてるお友達がいるんですが、彼女のInstagramのかき氷がとても美味しそうでした。
いっぱいのクリームやたっぷりのシロップがかかっていて『こんなすごいかき氷、どこに行けば食べられるんだろう』っていつも思っていました。
そのお友達と横浜駅で会ったとき、『かき氷屋さんに連れて行って欲しい』と頼んだんです。
そうしたら『横浜にはかき氷屋さんがないんだよ』と言われました。
本当にびっくりしました。
横浜にはこんなにいろいろなお店があるのに、どうしてかき氷屋さんがないんだろうって。
私みたいにどこに行けば食べられるのか分からないで、食べたいけど諦めている人がいっぱいいるだろうなって思ってから『かき氷屋さんやりたい、横浜でやりたい』という気持ちがふくらみ始めました。
それから『横浜にかき氷店があったら、お客さまがいっぱい来てくれるよね』とお友達と夢中で話しました」
かき氷店 小桃を開店するまでの道
引用元:akity0807 【チャイチャイナ】
小桃は元町のレストランでの間借り営業からスタートしました。
そのときは自分でお店を経営するつもりはなかったそうです。
「かき氷屋さんを横浜でやりたいという気持ちはありましたが、自分でお店を借りて経営者になりたいとはまったく思っていませんでした。
元々、結婚前はカフェの店長をやっていて、飲食店のお仕事は好きだったんです。
でも飲食店で働くのと経営は全然違います。
かき氷店をやりたいと思っていたときに、間借りでやらせてもらえる機会があったから、挑戦してみようという気持ちで小桃を始めました。
でもそれがすごくいい経験になりました。
引用元:かき氷店 小桃
間借り営業はたった2ヶ月だったんですけど、お客さまがいっぱい応援してくれたんですよ。
『また違うところでお店をやってもらいたい』と言ってくださるお客さまがいたので、小桃をなくしたくなかったんですよね。
『待っていてくれてる人がいる』というのが、すごく力になったので、その人たちのためにも『やらなきゃ』という気持ちが、自分を突き動かしてました。
だから『お店を経営するぞ』というすごい決意があったわけではありません。
たぶん最初からそう思ってたら、できなかったと思うんですよね。
間借り営業していた2ヶ月は短いようで、私は長く感じました。
すごく大変だったし、葛藤があったり、苦しんだりもしましたけど、でもあの2ヶ月間の経験と実績は自分の糧になっていて、自分を導いてくれた。道を作ることができたんですね。
不思議ですけど、みんなが支えてくれて、気がついたら今があるという感じです」。
そのとき応援してくださったお客さまは、今でもずっと小桃に来て、応援して下さっているそうです。
かき氷店 小桃を始めるにあたって、家族の反応は?
引用元:かき氷店 小桃
こももままには2人の息子さんがいます。
「私はいつも自分の好きなことをやり始めちゃうので、多分また何かやってるなという感じだと思います」
大学生の長男は小桃でお仕事を手伝っています。
「今はスタッフがいるので、ちゃんと他のスタッフと同じようにお給料を払っているんですけど、最初のころは本当にちょっとお小遣いあげるから、という感じでした。
それでもお仕事してくれて、すごく頑張ってくれています。
進学先も私がお店やり始めてから考え始めたので、もしかしたら私を応援したいというのがきっかけだったのかなとは思ってます」。
小桃のメニューはこうして開発されている!
引用元:akity0807 【憧れシャインさん】
豊富なシーズンメニューはお客さまにとっては楽しみですが、開発する側にとっては大変な作業です。
「メニューのアイデアが生まれる瞬間は、いろいろなパターンがあります。
食のトレンドを取り入れるときもあるし、旬のフルーツや『これ今美味しいよ』とすすめられたもので、何か作ってみようとか思うときもあります。
あとはやっぱり自分が食べたいから作るというのも多いです」
引用元:かき氷店 小桃
「たとえば『アボブルチ』は、ブルーチーズのかき氷を食べてみたくて、それを思いながら、作りました。
構成はどう考える?
引用元:かき氷店 小桃
「意識してるのは味の変化と食感の変化です。
2〜3層になってるので、食べ進めているうちに徐々に味が変化していったり、最後にガラッと変わったり。
引用元:かき氷店 小桃
メニューにもよるんですけど、何かしらの変化が何回か感じられるような構成にしています。
常にわくわくしてもらいたいですね。
小桃が大切にしている思い
引用元:かき氷店 小桃 【栗とクリームのモンブラン】
かき氷は本当に儚い食べ物です。
美しくていつまでも見ていたいけど、溶けてしまう。
完成した次の瞬間から変化していく。
「かき氷を美味しい状態で食べてもらいたいというのはもちろんなんですけど、ここで過ごす時間、かき氷と向き合うその一秒一秒を一緒に楽しんで、大切にしたいんです。
引用元:かき氷店 小桃
メニューの構成のイラストを手描きするのも、実はすごく大変なんですよ。
でも皆さんがイラストを見ながら『次は何?これは何だろうとか』『これはどこに出てくるんだろう』とちょっと発掘してるみたいな、楽しそうな顔をしている。
そういうちょっとした楽しみを一緒に味わいたいから、ちょっと好きじゃないなっていう作業もがんばっています」。
かき氷店小桃の人気メニューと口コミはこちら!
引用元:かき氷店 小桃 【クラフトコーラのかき氷】
かき氷店の小桃に来るお客さまのほとんどが、シーズンメニューを楽しみに召し上がります。
引用元:akity0807 【オレンジ香る塩キャラメル】
レギュラーメニューでは
- オレンジ香る塩キャラメル 1,500円
- 抹茶マスカルポーネ 1,500円
が人気があります。
「お客様におすすめを聞かれたときに、スタッフはオレンジ香る塩キャラメルと答えることが多いし、リピーターも多いです」。
引用元:かき氷店 小桃 【小桃ちゃん】
小桃で働いているこももままの息子さんが賄いで食べるのは、必ず「小桃ちゃん」だそうです。
ずっと食べたい味、というのも気になりますね。
シーズンメニューは限定品なので「ある時期に食べておかないと」という心理が働きます。
なかなか定番メニューまでたどり着かないという人も多いようです。
かき氷店 小桃の口コミは?
かき氷店 小桃の口コミを見ると、来店した人が五感をフルに使って、楽しんでいるのが分かります。
季節のフルーツだけでなく、かき氷とは縁のなさそうなとうもろこしやアボガド、じゃがいもなどの野菜、ブルーチーズなども使った進化系かき氷は、驚きと美味しさが詰まっています。
かき氷店 小桃最新情報「レシピ本発売」!
引用元:かき氷店 小桃
小桃の今もっとも気になる最新情報は、2023年5月19日のInstagramで発表されたレシピ本発売。
「内容はお店で出してるメニューのレシピもいくつか載せていますが、お家で発掘かき氷を楽しんで頂きたい!という提案がベースのレシピ本です。
お店で食べるような本格的なものは作れなかったとしても、市販品を活用して子供のおやつにかき氷を作ってあげたりできたらいいですよね。
ワクワクしながら、氷の山を発掘していく楽しみ方を家でもできると提案したくてレシピ本を作りました」。
引用元:akity0807
タイトル:未定
出版元:ブティック社
発売日:2023年7月6日
タイトルや詳細、本を作る過程などは、小桃のInstagramで少しずつお知らせがあるそうです。
こちらも見逃せませんね!
まとめ
横浜・石川町で人気のかき氷店 小桃は予約できます。
完全予約制ではないので、予約なしでも入店できますが、タイミングによっては長時間並ぶ可能性があります。
予約方法などの詳細はInstagramで確認してください。
お客さまのほとんどがシーズンメニューを楽しみにしています。
レギュラーメニューで人気があるのは
- オレンジ香る塩キャラメル
- 抹茶マスカルポーネ
塩キャラメルはリピーターも多いです。
かき氷店 小桃の気になる最新情報はレシピ本の発売(ブティック社から2023年7月に発売予定)
美味しいかき氷とやさしい空間がかき氷店 小桃の強みです。
儚い時間を共有する楽しみがここにはあります。
そんなひとときに浸りたいなら、ぜひ、かき氷店 小桃の扉を開けてみてください。