秋といえば「食欲の秋」とよく聞きますが、みなさんは、食欲が増す秋にどんな食べ物を思い浮かべますか?
秋~冬が旬の「サツマイモ」をあげられる方もいるのでは?
ホクホク甘くて美味しいですよね!
サツマイモそのものの甘さを味わうには「焼き芋」が一番だと思いませんか?
そうは言ってもサツマイモはいろいろな種類がありますよね。
その中でも今回は、甘いと評判の安納芋と紅はるかはどっちが甘いのか、また、見分け方など特徴の違いもご紹介したいと思います。
安納芋と紅はるかはどっちが甘い?
みなさんは、安納芋と紅はるかはどっちが甘いと思いますか?
安納芋は、甘味成分の元となる、デンプンの含有量が他のサツマイモに比べて特に多いのです!
そして、70度前後の温度で加熱すると、そのデンプンが甘味成分(麦芽糖)に変わるので、安納芋は甘いと感じるのです。
しかし、加熱した「安納芋」の糖度は40度前後に対して、「紅はるか」は、中には50~60度程になるものがあるということなので、紅はるかの方が甘いことが分かりました!
余談ですが、コンビニでもサツマイモ関連の期間限定商品がでますよね⁉
私は、「ファミマのお芋堀り」キャンペーンにはまって、毎日ひとつずつ食べていました(^.^)
「紅はるか」を使用していて、とても甘くて美味しいスイーツばかりでしたよ!
来シーズンにもサツマイモのキャンペーンがあることを願っています!!
甘いのはなぜ?
安納芋や紅はるかは「甘い」というイメージを持っている方は多いと思いますが、そのままの状態では糖度が高いわけではないのです。知っていましたか?
では、なぜ私たちは、焼き芋を食べた時やサツマイモ料理を食べた時に「甘い」と感じるのでしょうね?
それはサツマイモは収穫後に一定期間おいて追熟させ、加熱することによって甘みが出るからなんです!
追熟(熟成)ってどのくらい必要?加熱って何度くらいで、どれだけ時間をかけるの?など私も詳しく知らない点が多かったので、調べてみました。
収穫後すぐに食べない!
加熱温度がポイント
熟成させたサツマイモを低温でゆっくりと過熱すると、さらに甘く美味しく食べれますよ!
サツマイモにはβ-アミラーゼという消化酵素がたくさん含まれています。このβ-アミラーゼがデンプンを分解して糖に変えてくれるので甘くなるということです。
β-アミラーゼが活発に働くのは70℃前後だそうです。
なので、この温度を維持し加熱できると甘みが増大するというわけで、加熱温度がポイントなのです!
ご自宅の電子レンジで美味しいサツマイモを作るには加熱温度を次のように調整すると美味しくできますよ(^.^)
- 500Wで2分ほど加熱する。
- 電子レンジの解凍モード200Wにして、10分ほどさらに過熱する。
サツマイモの大きさや電子レンジの種類によって加熱時間は多少変わるので、調整は必要ですが、ご自宅で甘いサツマイモ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
焼き芋をより美味しくするアイテム
引用:https://www.toyoalumi-ekco.jp/
サツマイモの美味しい食べ方と言えば、やっぱり定番の焼き芋!
ご自宅のオーブントースターで作るときに、「東洋 石焼きいも黒ホイル」で包んで焼くと
本当の石焼き芋のように甘くるそうですよ(^.^)
しかもこのホイルで包むと、熱吸収がよいので短時間で焼き上げることができるという優れもの。麦芽糖が増えて濃厚な甘みがあじわえるそうですよ。
私も早速、焼き芋をより美味しくするアイテムの黒ホイルを使ってオーブントースターでの焼き芋を作ってみようと思います!
安納芋と紅はるかの見分け方や特徴
安納芋と紅はるかの見分け方や特徴をご紹介したいと思いますが、まず最初に「安納芋」って名前ではないと知っていましたか?
実は、「安納芋」と言う品種があるわけではないんです!
太平洋戦争後に兵隊さんが戦地から持ち帰ったお芋の苗を、種子島の安納地区で栽培された「安納紅」や「安納こがね」のことを「安納芋」と呼ぶようになったそうで、歴史を感じますよね(^.^)
そして、対称的に「紅はるか」は、2010年3月に品種登録された比較的新しい品種で、「九州121号」と「春こがね」という品種を交配させて生まれた品種だそうです。
外観や甘さが従来品よりもはるかに優れていることより、「紅はるか」と名付けられたというので、甘さはお墨付きということですよね!
安納芋の見分け方
安納芋の見分け方は、やや小ぶりで、細長いものよりふっくら丸みのあるもの。
皮に張りがあり、ずっしり重みを感じるものが良いそうです。
そして艶があり、ひげ根の浅いものが美味しいと言われていますよ!
安納芋は、紅はるかやほかの品種と比べても、丸みをおびた形状なので見分け安いと思います。
紅はるかの見分け方
紅はるかの見分け方は、形が円柱形の両端のとがったもので、凹凸が少なくのっぺりとした感じ、表面のくぼみが浅いものを選ぶと良いと言われています。
正直見た目だけでは、安納芋のように他のサツマイモとはっきりとした違いがわかりづらいと思います。
ですが、特に甘いサツマイモは、芋の両端の切り口の辺りに蜜が溢れ出していることがあるので、中にある蜜が、切り口ににじみ出てベタつく感じのものがあれば、一押しですよ!
収穫時期・食べごろはいつ?
安納芋と紅はるかの収穫時期は同じなのでしょうか?
安納芋 | 紅はるか | |
収穫時期 | 9月下旬から12月上旬 | 10月頃から11月初旬 |
食べごろ | 10月中旬~1月 | 11月~1月 |
値段の相場 | 1㎏あたりおよそ1,200円 | 1㎏あたりおよそ1,000円 |
安納芋の方が一足早く収穫されていますね。
食べごろの旬は、「安納芋」は10月中旬~1月、「紅はるか」は11月~1月になりますが、それ以降も低温管理されたものが市場に出回るそうです。
値段も紅はるかよりも安納芋の方が少しお高いようですね。
安納芋と紅はるかはそれぞれどんな味?
【安納芋】ホクホクというよりねっとりとした食感
糖度は生の状態でも16度前後で、じっくり加熱すると糖度が40度前後になるそうです。
安納芋はどんな味かと言えば、それはとてもとても甘~く、クリーミーさが味わえる!
【紅はるか】甘みが強く、水分がいらない程のしっとり感がある食感
水分もしっかりあるので、のどに詰まらない滑らかさがあり、サツマイモ本来のホクホク感が味わえる!
糖度はじっくり加熱すると40度以上になり、甘いものだと、なんと60度に達することもあると言います。ビックリするほどの糖度ですよね!!
他にもあります!サツマイモの種類をご紹介!
みなさんは、サツマイモの種類をどれくらい知っていますか?
数多くあるサツマイモの品種をしっとり系、ホクホク系、ねっとり系の3種類に分けてご紹介したいと思います!
しっとり系 | のどごしが滑らか・ほどよい甘さ | シルクスイート・紅まさり・ひめあやか・めんげ芋・アメリカ芋 |
ホクホク系 | 水分が少なくサラサラした舌ざわり 上品な甘さ | 紅あずま・紅こまち・鳴門金時・宮崎紅・パープルスイートロード・五郎島金時 |
ねっとり系 | 濃厚な甘み・クリーミー感 | 安納芋・紅はるか・クイックスイート紅天使・いもジェンヌ・甘太くん・紅優甘 |
このように可愛らしい名前やおもしろい名前などいろいろな品種があるんですね!
安納芋と紅はるかはどっちが甘いのか?まとめ
甘さでトップを争う安納芋と紅はるかはどっちが甘いのかについては、じっくり加熱すると40度前後まで糖度は高くなる両者ですが、「紅はるか」は、中には安納芋の糖度を超える50~60度程になるものがあるということが分かりました!
ということは、それぞれの糖度を比べると、「紅はるか」の方が甘いということが言えますね(^.^)
秋と言えば、やっぱり焼き芋~♪
お店で買う焼き芋だけでなく、ご自宅で電子レンジやオーブントースターで作ってみてはいかがでしょうか!