台風や津波、土砂崩れなど、いつ襲ってくるかわからない自然災害。
大きな災害時には電気・ガス・水道などのライフラインが使えなくなることもあります。
水は非常事態に遭遇した場合、私たち自身、また家族や大切な人の命を守るために重要な役割を果たしてくれます。
今回は災害時に必要な水の量や、飲料水以外の水の使用方法、保管場所や賞味期限など防災グッズの水をテーマにご紹介していきます。
災害時に必要な水はどのくらい?
毎年、日本各地で大地震、津波、大雨や洪水、台風など、予期せぬ自然災害がおこります。
そのような自然災害に備え、1日、一人当たり必要な水の量は、およそ何リットルになると思いますか?
農林水産省の「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」によると、1日一人当たり必要な水の量は約3lとされています。
3lと聞くと少し多めに感じるかもしれませんが、災害時には、飲料水以外にも調理やトイレなどの生活用水にも水が使用されるため、最低限でも3日分の9lを目安に用意しておくと安心ですね。
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飲料水の必要量は?
災害時に直接、飲み水として必要な水の量は、約1~2lとされています。
500ml、2lどっちのペットボトルで保管するのがよいのか、それぞれ特徴があります。
500ml
- コップが必要なく直接飲みやすい
- 持ち運びが便利
- 一日あたり飲んだ量がわかりやすい
- 一度開封しても飲み切れるサイズなので、衛生的
2l
- まとめて保管しやすい
- 家族が多い場合、コップなどで分け合えて便利
- 500mlと比べるとごみが少ない
- 調理の際に使いやすい
どちらもそれぞれメリットがあるので、何本必要か備蓄で迷ったら、必要な量を半分ずつ備えておくとよいでしょう。
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災害時に水は飲料用以外に何に必要?
命を守るための大切な水ですが、飲料水以外にも災害時にはとても重要な使い方があります。
トイレ
断水がおきたり、津波や土砂崩れなどで、万が一自宅のトイレが使えなくなったときに、多めに確保しておきましょう。
手洗い
土砂崩れや津波、地震などで、町中が災害に遭遇した際に、撤去作業後の手洗いにも水はとても便利ですね。
食事の後の片づけ
食べた後の食器を洗う際にも水が活用できますが、災害時は断水になる可能性も高いので、紙皿やラップなどと併用するのもよいですね。
災害時に必要な水の備蓄方法は?
災害に備えて飲料水や生活用水の備蓄方法におすすめが3つあります。
ローリングストック法
災害時に保存しておくペットボトルなどの水や食料品などを、普段の食事などにも使用し、無くなったらまた新たに補充をしていく方法です。
こまめに備蓄品をチェックしておくと、突然襲ってくる緊急時にも、安心感がありますね。
防水用ポリタンク
飲料水以外の水の備蓄方法として、ポリタンクに水を保存しておく方法もあります。
大容量の水が確保できるハードタイプや、収納場所に困らないソフトタイプのものなど、用途にあわせて使い分けてもよいですね。
非常用浄水器
風呂水、プール、貯水タンクからの水をろ過して浄水し、飲料水や生活水に活用できるので、水道水が使えなくなった際に非常に便利です。
災害時の長期断水に備えてのアイディアとして、ローリングストック法、防水用ポリタンク、非常用浄水器を活用されてみてはいかがでしょうか?
備蓄した水の保管場所は?
防災用のペットボトルの水などは、防災リュックにしまってこまめにチェックするのもよいですね。
1日あたり3l目安で9lの飲料水を、まとめてキッチンや玄関周りや押し入れにストックしておくのもよいですが、災害時は自宅のどこが使用できなくなるのか予想がつきません。
キッチンやリビング、自宅が2階建てなら1階とに2階に分けるなど、分散しておいておくのもおすすめです。
最初からあちこちおいておくと混乱してわからなくなってしまうので、まずは2,3か所から、メモしながら保管していきましょう♪
防災グッズの置き場についてまとめてみましたので、ご参考にしてください!

備蓄した水の賞味期限はどのくらい?
ペットボトルの水は、おおよその目安として、未開封の場合、500mlのだと2~3年賞味期限があるものが多いです。
中には備蓄用で賞味期限が5年、7年、10年あるものもあります。
購入して、保管しっぱなしにせず、ローリングストックなどをうまく活用して、防災意識を高めていきましょう。
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まとめ
防災グッズの水について
- 1日1人当たり3l必要(3日分の9lあるとよい)
- 飲み水として1~2l
- 生活用水もポリタンクで保管できる
- ローリングストック法、非常用浄水器も活用する
- 自宅の各所に保管する
- 賞味期限は2~3年
- 5年、7年、10年の保存水もある
普段は蛇口をひねればすぐに使える水ですが、災害時に備えて一度見直してみるのもよいですね。




