全国各地でいつ起こるか分からない自然災害。
近年では地震だけではなく、異常気象による天災も多くなりましたよね。
いざという時に必要になるのが防災グッズですが、みなさんは自宅に防災グッズを用意していますか?
一から自分で準備しようと思っても、何が必要かいまいちピンと来ない方もいるかと思います。
また、家族構成や年齢、季節によっても必要なものが変わってきますよね。
今回は、2023年最新の本当に必要な防災グッズをまとめてみました!
ぜひ、参考にしてみて下さい。
【2023】防災グッズで本当に必要なものランキング20選!
一般的に、持ち出し袋には1〜3日分、在宅避難用には1週間程度の備えが必要だと言われています。
もしもの時のために本当に必要なもの、これは準備しておくべきというグッズを厳選しました!
20位:防寒保温アルミシート
別名エマージェンシーシートとも呼ばれています。
体に巻き付けて使用すると、体温を保ってくれる優れもの。災害時の防風、防寒、防水に役立ちます。
広げると体全体を包んでくれる大きなシートになりますが、折りたたむと手の平サイズに収まるほどコンパクトになるので、防災リュックに備えておきたいアイテムです。
防寒というと、冬場の過酷なく状況でのイメージがありますが、夏場でも長時間雨風にさらされると、低体温になってしまう恐れがあります。
季節を問わず備えておくと緊急時にも安心ですね。
19位:ヘルメット
地震・強風などの自然災害では、落下物や飛来物があることも多いです。
ヘルメットも備えておくと、体の中でも大事な頭を守ってくれるので、万が一命の危険から回避できる確率が高くなります。
選ぶ基準としては、厚生労働省からの安全基準を満たしている、「労・検」ラベルがついているものが望ましいです。
対候性に優れていたり、丈夫な作りであったり、耐熱性に優れていたり、折りたためて収納できるなど、材質によってもそれぞれ特徴が異なります。
耐用年数は3年~5年といわれていますので、ご自分の用途にあわせてご検討されてみてください。
18位:カセットコンロ
災害時に火が使えると、お湯が使えたり、食材を調理できたり避難生活もかなり変わってきます。
農林水産省によると、災害時にカセットボンベは一人一週間あたり6本ほど必要になってくるそうです。
季節によっても本数が変わってくるので、普段使いしながらこまめに備蓄しておくとよいでしょう。
カセットコンロのタイプも、燃料を節約しながら効率よく長時間加熱ができる、内炎式タイプ。
一度着火すると、低温になりにくく温め続けることができる、ヒートパネルタイプ。
着火して加熱し続けて高温になった際、危険を感知してボンベが外れ、火が消える、圧力感知安全装置付きのタイプなどがあります。
17位:ドライシャンプー
避難生活が長引いてくると、汗をかいたりして、頭皮もさっぱりしたくなりますね。
そこでおすすめなのがドライシャンプーです。
種類もスプレー・ジェル・ミスト・シート・パウダー・ムースの6つのタイプがあります。
頭皮のにおいが気になるという方はパウダータイプ、ほこりや汗などでべたつきが気になる方はスプレータイプがおすすめです。
シートタイプは薄型でかさばらないため、防災リュックに入れておいてもじゃまになりません。
普段使いでお試しで使ってみて、ご自身にあったタイプを見つけてみてくださいね。
16位:ウエットティッシュ
緊急時もし水が使えなくなったら、ウェットティッシュはとても重要なアイテムになりますね。
手や足、顔など体をふいたり、食事で使用した食器を拭くにも役立ちます。
避難生活では、トイレやお風呂など共用スペースなどの掃除にも使えて便利です。
ノンアルコール、除菌タイプなども種類もさまざまあります。
防災グッズに加えておく、必須アイテムといってもよいかもしれないですね。
ウエットティッシュに関して記事をまとめています。
15位:医薬品
持病がある方は、お医者様から処方されたお薬がなくなってしまうと、命にかかわる場合もあります。
災害時、救助が来るまでの時間を想定して、最低でも3日分~1週間分備えておくと安心です。
また、お薬手帳や健康保険証など、お薬の情報がわかるものも併せて保管しておくと、救助された際の重要な情報になりますね。
お薬は湿気に弱いのと、災害時の泥や雨などから守るため、ジッパー付きのビニール袋で保管することをおすすめします。
14位:救急セット
自然災害に遭遇した際、けがや打撲など外傷をした場合の応急手当として、救急セットも備蓄しておきましょう。
ガスや水道などのライフラインがストップしてしまった際、けがも重なると精神的にもストレスがかかってしまいます。
少しでも不安が取り除けるよう、救急セットがあれば安心して、心の安定にもつながりますね。
絆創膏や消毒液、ガーゼやハサミなど、けがした時をイメージして普段から中身を見直して、不足がないかチェックしておきましょう。
13位:ライター・マッチ
防災グッズに、マッチやライターというと、火災などの危険性があるのではとイメージされる方もいるかもしれません。
しかし、冬場や朝晩の冷え込みがある季節には、安全に十分考慮しながら、焚火で暖をとり体を温めて寒さをしのぐ場合もあります。
保管する際は、防湿、防水しながら、不燃性の袋やケースにいれて、誤作動が起きないように注意しましょう。
カセットコンロと同様、マッチやライターで火を起こせると、食材の調理や、焚火などで体温低下を防いだり、明かりをとることもできます。
12位:ホッカイロ
避難生活に暖を取る方法として、焚火やブランケットなどもよいですが、ホッカイロなら場所もかさばらず備えておけます。
体に張るタイプ、張らないタイプ、大きさも種類がありますが、1日1枚使用すると計算して、3日分あるとよいでしょう。
使い捨てカイロの使用期限は2~3年といわれています。
ローリングストック法でこまめにチェックして、冬場に使用しながらストックしておくとよいですね。
毛布に張りながら体を温めると、即席こたつのように温まりますが、低体温症になる恐れがあるので、取り扱いには十分注意しましょう。
11位:レインコート
大雨や台風、土砂災害など、雨風から体を守ってくれるレインコートもたくさんの種類があります。
防災用のレインコートも、ポンチョタイプや上下がセパレート式のタイプなどありますが、動きやすさや、足元もしっかり保護したいのなら、セパレートタイプがおすすめです。
自分に合ったサイズを選ぶのも重要なポイントですよ。
長時間使用することを考えると、雨がしみてこないように、耐水圧が10,000mm前後のタイプがおすすめです。
一般的な傘の耐水圧が約200~500mmなので、長期的な大雨や台風などで使用する場合は、やはり10,000mmぐらいあるとよいですね。
素材も蒸れにくく、さらっとしたタイプもあるので、お店やインターネットで比べてみてください。
10位:タオル
防災グッズの中でもタオルはなくてはならないアイテムです。
1日一人あたり1枚使うと計算して、3日分の3枚ぐらい用意しておけると安心ですね。
防災リュックでかさばりそうなら、圧縮袋に入っているタイプや、大判の使い捨てのタオルを活用するのもよいでしょう。
サイズ違いでそろえていたら、毛布替わりや、敷物の代わりにもなりますよ。
安否確認用のタオルも市販で販売されているので、防災訓練の際に使用したり、緊急時に慌てないためにも、普段から使い方についてご家族で話し合うのもよいですね。
9位:充電ラジオ(防災ラジオ)
リアルタイムで災害状況を知るためにも、ラジオも防災グッズに一緒に準備しておきましょう。
スマホでの情報収集も便利ですが、緊急避難時にはスマホはなるべくバッテリーを持たせるためにも、あくまで緊急連絡用で、ラジオで情報がわかると安心です。
選ぶポイントとしては、高音質で、地域のチャンネルが幅広く聞くことができる、FMが入っているものが好ましいです。
充電ラジオは本体そのものにも使えますが、モバイルバッテリーの代わりとして、携帯電話を充電できるタイプのもあります。
ソーラーパネルに太陽光を当てて蓄電するタイプや、手回しタイプ、緊急時にSOSのサイレンが鳴らせるタイプなど、ラジオの種類もさまざまです。
8位:モバイルバッテリー
現代人の生活になくてはならないものとなりつつある、スマホも避難生活が長引くと、バッテリーも心配になってきますね。
避難所でのスマホの充電も台数が限られたり、ほかの方とも共用で充電するので、自宅で充電するように使用するわけにはいきませんね。
容量が10,000mAhのモバイルバッテリーなど、スマホと一緒にいつも持ち歩いていれば、緊急時でも2,3日は連絡がつながることでしょう。
充電式タイプ、乾電池式やソーラータイプ、手回し充電など種類もたくさんあります。
名刺サイズのモバイルバッテリー以外でも、大容量のポータブル電源があれば充電回数も増えますし、他の家電も使えるので便利ですね。
7位:ライト・ランタン
懐中電灯やランタンなどのライトは、台風などで停電した時に活躍します。
懐中電灯は乾電池タイプが主流で移動しながらの使用に重宝して、遠くまで光を照らしてくれます。
ランタンはオイルやガス、乾電池タイプと様々でつるして使うと広範囲が明るくなるので、電灯代わりに使うことができます。
LEDのものや落ち着きのある明かりが照らしてくれるものなど、ご自分の好みや用途に合わせて選んでみてください。
6位:除菌アルコール・マスク
土砂崩れや水害など災害によって、いつもの風景が一変してしまうこともありますね。
水場が使用できなくなったり、災害ごみが大量に発生してしまうと、日常生活も困難になってきます。
そんな時、除菌アルコールは断水時に手を清潔に保てたり、マスクもにおいを軽減してくれます。
近年、新型コロナウィルス感染症の影響で、スーパーやドラッグストアにも、たくさんの除菌アルコールやマスクが店頭に並んでいました。
感染症の予防にも役立ちますので、除菌アルコールやマスクも防災グッズで常備しておきましょう。
5位:現金
災害などでATMなどが使用できなくなったと仮定して、何日分の現金を備えておくとよいでしょうか?
ライフラインが止まってしまうと、明日からの生活も不安になりますよね。
防災グッズの中に、現金も3日~1週間分備えておくとよいでしょう。
また、災害時には空いているお店に集中して買い物をするので、おつりが足りなくなってしまうことも考えられます。
10円、100円などの小銭や千円札などで備えておくと買い物もスムーズです。
100円ショップなどで売られている、コインケースなども種類を分けて入れられるので、ぜひ活用しましょう。
4位:貴重品(保険証・運転免許証など)
通帳や保険証、マイナンバーカード、運転免許証、病院の診察券など、貴重品はすぐに持ち出せるように、まとめておきましょう。
運転免許証や保険証は家族分をコピーしたものを、防災グッズの中に入れておくと安心です。
お金を仕分けできる、パスポートポーチやクリアファイルに現金とまとめておくのもよいでしょう。
ただし、災害時は犯罪も多くなるケースもあるので、現金、貴重品は保管の仕方にも注意しましょう。
3位:携帯トイレ
大型災害時、周りにトイレがないとストレスフルな生活になってしまいます。
我慢しすぎると、体のあちこちに不調が出たり、大きな病気にもつながりませんね。
携帯用のトイレも1日4~5回と計算して最低でも3日分~1週間分あると安心です。
断水時にトイレの便器に設置して使うタイプや、バケツなどに設置して使用できるタイプもあります。
2位:食料品
おなかがすくと、体力も気力もダウンしてしまいます。
逆にご飯を食べると元気が湧いてきますね♪
救助が来るまでの間、防災グッズの中に食料品は3日分は準備しておきましょう。
ツナ缶やサバ缶などの缶詰、カレーやハヤシライスなどのレトルト食品は、長期保存にむいています。
普段の食事でも食べ慣れたものをローリングストック法で備蓄しておくと、災害時に心の安心にもつながりますね。
1位:飲料水
人間の体は、50%~70%が水でできています。
体内の水分を失わないように、水分補給は命を守るために必要です。
1日一人当たり、3Lは必要とされているので、3日分の9Lは備えておくとよいでしょう。
備蓄方法も、リビング、キッチンなど分けておいておくのも、1つの場所が使えなくなった時にも助かります。
ペットボトルの水は使用期限が約2~3年といわれているので、普段からも使いながら、災害時に安心して飲めるよう保管しておきましょう。
防災グッズは家族人数・構成・立地条件等によって必要なものが変わりますよね!
こちらは在籍している防災士が監修した防災セット・非常食セットなどのおすすめを提供しています。ご参考にしてみてください!
家族向け【2023】防災グッズで本当に必要なものは?
家族向けにはどのような防災グッズが必要になるでしょうか。
必要なもの全てを一つにまとめてしまうと持ち出す際に大変なので、いくつかのリュックに分けて何が入っているか分かるようにしましょう。
基本的に必要なものは変わらないと思いますが、小さなお子さんがいる場合は離乳食やおむつなど、家族構成に合わせて用意すると良いですよね!
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そして時が経つと子供が成長したり、大人も必要なものが変わっていきます。
また、季節によっても必要なものが変わりますので、年に4回防災グッズの中身を見直すのが望ましいとされています。
- 防災士が徹底監修し厳選したグッズを収納している「防災セットラピタ」
- 「転がす」「背負う」「持つ」3WAYキャリーリュック採用 ものすごい防災セットシリーズ
など取り扱いのある専門店の防災セットを一つ備えておくのも良いと思いますよ(^^)
女性向け【2023】防災グッズで本当に必要なものは?
続きまして、女性が用意しておくべき防災グッズです。
- 生理用品
- 常備薬
- どこでも着替えができるアイテム
- ボディシート
東日本大震災では、被災地に救援物資が届くまでに時間がかかり、衛生用品や生理用品などが不足する事態が起きました。
なので必ず用意しておきたいですね。
また、災害が発生した場合、日常生活に戻るまでに時間がかかる可能性があり、強いストレスや不安を感じることと思います。
頭痛持ちの方やPMS(月経前症候群)の方などは薬を準備しておくとそれだけで安心材料になります。
避難所には更衣室がない場合も考えられますよね。上から羽織って中で着替えられるもので、ラップタオルなどを用意しておきたいですね。
夏には汗をかいたり、体のベタつきが気になることもあるかと思うので、ボディシートも用意しておくと便利でしょう。
デリケートゾーン用のボディシートもあるので、生理の時などデリケートゾーンを清潔に保つために役立ちます。
女性の防災リュックの重さはについてもまとめていますので、ご参考にしてみてください
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子供向け【2023】防災グッズで本当に必要なものは?
子供がいる家庭ではどのようなものが必要になってくるのでしょうか?
- おむつ、お尻拭き
- 粉ミルク、哺乳瓶
- レトルトやフリーズドライの離乳食
- 油性ペン
- 簡易トイレ
- お気に入りのおもちゃや絵本
離乳前のお子さんがいる場合は、すぐ用意できるレトルトのおかずやフリーズドライのお粥を用意しましょう。
油性ペンでお子さんの手や足に親の連絡先を書いておくと、はぐれてしまった際に役に立ちます。
避難所では、トイレに行きたくても状況によってすぐには行けない場合もあると思います。お子さんが順番を待てないときなど、プラスチックや段ボールでできた小さな簡易トイレがあると便利です。
お子さんのストレスを和らげるために、お気に入りのおもちゃや絵本があるといいですね。
お子さんのことを考えると色々と準備したくなりますが、多すぎて持てなくなると本末転倒なので、緊急の持ち出し用と在宅避難用と分けておくといいでしょう。
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高齢者向け【2023】防災グッズで本当に必要なものは?
高齢者の方はどのようなものが必要でしょうか?
- 服用中の薬
- 老眼鏡やメガネ
- 入れ歯の洗浄剤
- 折りたたみの杖
高齢者に関わらず、日頃から服用している薬がある方は生死に関わることもあるため必ず用意しておきましょう。
また、高齢者の方は免疫力が低下し感染症にかかりやすくなるため、入れ歯の洗浄剤などの衛生用品に注意して欲しいです。
自身の健康状態に合わせて、杖や補聴器の予備など必要なものを用意しておくと良いですね。
持ち運びのバッグは、キャリーカートタイプの物を用意しておくと移動の際に便利です。
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経験者がおすすめする必要最低限リストは?
実際に災害を経験した方は、どのようなものが必要だと痛感したのでしょうか?
避難所には水がない、食べ物がない、寒さでこごえるなど、困ることばかりでした。
引用:https://tg-uchi.jp/topics/7542
- ガスコンロ、ガスボンベ
- 非常食(缶詰)
- 簡易トイレ
- 水
- バッテリーや充電器
- 電池
- 防寒着
- コンタクトやメガネなどの生活必需品
ライフラインが復旧するまでに時間がかかると、とにかく水と食料品の確保が重要になってきます。
水洗トイレも使用できなくなるため、簡易トイレは必須です。
まだ準備が出来ていない方は、早いうちにそろえておきましょう!
災害は多くの方が精神的に大きな負担がかかります。
必要なものが無いと生活が不便になりストレスが増大してしまうので予め備えておくことが大事です。
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また、地域のハザードマップを確認しておくと良い、という声もありましたので、ご自身の地域で調べておきましょう。
【2023】防災グッズ で本当に必要なものは100均でそろう?
こんな便利なものまで100均なの!?
と驚いてしまうほど様々なものが売られている100均。
防災グッズも数々販売されていますので、100均でそろうおすすめの防災グッズをご紹介していきます。
100均でおすすめの防災グッズ7選
引用:ワッツ公式コラム
- 簡易トイレ
- 懐中電灯やLEDライト
- マスク
- ウェットティッシュ
- レインコート
- 軍手
- 使い捨ての下着
調べてみると、100均で防災グッズの大体は揃えられてしまいそうな品揃えでびっくりしました。
この他にも、割り箸やラップなどの調理用品の多くは100均で揃えられますね。
簡易寝袋や水タンクなどは100円では無いものの、ワッツやダイソーで購入することができますよ!
通販では、水タンクや簡易寝袋の種類も豊富ですので参考にしてみてください。
[itemlink post_id=”2021″]
[itemlink post_id=”2023″]
まとめ
防災グッズで本当に必要なものをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
- 水と食料品の備えは必須
- 簡易トイレ
- 家族構成に合わせて必要なものを揃え、季節ごとに中身を見直す
- 生活必需品の備えを忘れずに
- 100均で多くのものは揃えられる
世界のなかでも地震や災害が多い日本。
自分や家族、周りの人を助けるためにも日頃からしっかり備えておきましょう!