災害はいつ起こるか分かりません。
非常時に備えて災害リュックなどを用意している家庭も多いのではないでしょうか。
でも一般的な備蓄品だけで大丈夫?
必要なものは季節によっても違ってきます。
冬の災害に備えておくべきものや寒さ対策、本当に必要なものや役に立ったものをご紹介します。
冬の災害の備蓄リスト10選!
冬の災害というと「寒さ対策」にどうしても重点を置きがちです。
もちろん寒さに対する備えは絶対ですが、ほかに感染症や乾燥といったリスクのある冬の災害に備えて備蓄しておくべき防災グッズをリストしました。
- 防寒具
- 暖房器具
- 使い捨てカイロ
- 発熱剤
- アルミレジャーマット
- 体温計
- 保湿剤
- ドライシャンプー、ドライボディソープ
- カセットコンロ
- 保温ポット
冬の備蓄品はどう選ぶ?
冬の備蓄品はかさばりがち。
「コンパクトになるもの」を選ぶと便利です。
防寒具
引用元:WORKMAN
軽くて小さく畳めるウィンドブレーカーは準備しておきたいアイテムです。
ナイロン素材なので防風性に優れ、撥水性があるものだと多少の雨は弾きます。
裏起毛のタイプだとさらに寒さに有効です。
ヒートテックの下着は上だけでなく、タイツなどの下半身に着けるものも準備しておくと、床からの冷えをしのぐことができます。
厚手の靴下、手袋は危険物から身を守るためにも使えるので、数枚用意しておくと安心です。
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暖房器具
引用元:Iwatani
ライフラインが止まってしまったとき、普段使っている暖房器具はほぼ使えなくなると考えて間違いありません。
そんな時に使い勝手がいいのがカセットガスストーブ。
電池も使わず、カセットコンロだけで10畳くらいは温められるパワーがあります。
コンパクトなものが多いので持ち運ぶのもラクで、収納時にも場所を取りません。
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使い捨てカイロ
かさばらずに長時間、体を温めてくれる使い捨てカイロは、まず最初に準備するものの一つではないでしょうか。
カイロがあるだけで、気持ちもかなりラクになる心強いアイテムです。
貼るタイプ、靴専用タイプなどいろいろありますが、1箇所に長時間使用したり、直接肌に触れると低温やけどをする恐れもあるので注意する必要があります。
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発熱剤
引用元:MORIANS
発熱剤は少量の水を加えることで化学反応をおこし、15〜20分ほど高温の蒸気を維持します。
火が使えない場所でお湯を沸かしたり、食事を温めたりする際に重宝します。
避難所などでは安全面から火気厳禁の場所も少なくありません。
特に赤ちゃんがいる家庭でミルクが作れないというのは、死活問題です。
発熱剤は小さくて軽いものなので、多めに用意しておくといいです。
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アルミブランケット
アルミブランケットは防寒性、防風性に優れているので災害時には欠かせないものです。
収納時はポケットティッシュくらいのサイズなのに、広げると大人ひとり充分に包み込める大きさがあり、繰り返し使うこともできます。
かつては「カサカサ音が気になる」という声も聞かれましたが、最近は音があまりせず、周囲に迷惑をかけることのないブランケットが多く販売されています。
災害時に必要なかったものとして「毛布」が挙げられています。
避難所などで過ごす場合、重くてかさばる毛布よりアルミブランケットの方が持ち運び、実際に使用するとき、どちらにおいても便利です。
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体温計
避難所生活などの特殊な環境はもちろんのこと、災害時は自宅にいてもストレスなどで体調を崩しがちです。
普段から体温測定をしていると、小さな体調変化を見つけることもできます。
また常備している薬、マスクは持っておくと安心です。
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保湿剤
乾燥も油断できません。
お肌が痒くなったり、唇が切れたりというのは小さいことかもしれませんが、ストレスになりますし、症状が悪化すると乾燥性湿疹といった皮膚の炎症を起こす可能性があります。
全身に使うことができて、家族全員が塗布できる保湿剤を用意しておくといいです。
ワセリンは赤ちゃんから使用可能な保湿剤で、小さな傷、火傷の治療にも使えるのでおすすめです。
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ドライシャンプー、ドライボディソープ
引用元:Diane
災害時、身体の清潔は後回しになってしまうことも多いです。
ライフラインがストップした場合はほかに優先しなければならないことが多すぎて、お風呂の優先順位はいちばん最後かもしれません。
冬は冷たい水で体を洗うことも難しいので、ますますハードルは上がります。
そんなときにあるといいのが、水を使わないドライボディソープやドライシャンプーです。
シートタイプ、泡タイプ、スプレータイプと3種類あり、どれもドラッグストアなどで簡単に入手できます。
身体の清潔は衛生面だけでなく、メンタルに大きく影響します。
少しでもスッキリすると気分転換にもなるので、用意しておくといいです。
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カセットコンロ
もしライフラインがストップした場合、頼れるのはカセットコンロだけ、と言っても過言ではありません。
ガスは比較的復旧が遅い傾向にあります。
寒い時期、冷たい水で顔や体を拭くしかない、冷たい食事しかないという状況が長く続くのは想像を絶する辛さです。
カセットコンロは絶対になくてはならない備蓄品です。
日ごろから家でお鍋をするときのためにカセットコンロを常備している家は多いですが、残量はどのくらいあるのか、使用期限は過ぎていないか定期的にチェックしましょう。
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保温ポット
引用元:THERMOS
ライフラインがストップした場合、お湯を沸かすカセットコンロや発熱剤もできるだけ節約したいもの。
長時間にわたって温かいお湯を確保できる保温ポットも備えておくと便利です。
保冷効果のある水筒やスープポットでも代用できます。
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寒さ対策に便利なものは?
寒さ対策に意外と便利なのが高カロリーで気軽につまめるチョコレートやナッツ。
チョコレートやナッツには身体を温める効果があります。
ちょっとしたお菓子は、心や身体の疲れをほぐしてもくれます。
湯たんぽはお湯さえあれば使える暖房器具なので、手軽です。
湯たんぽ、湯たんぽ専用袋は100均でも入手できます。
お湯を入れて毛布の下に入れておくと1晩くらいは暖かさが持続しますし、お湯を貯めておくという用途で使うこともできます。
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冬の災害に本当に必要な防災グッズは?
電源遮断装置
引用元:センチュリー
「災害時に実際に役に立ったもの」で必ず挙がるのが新聞紙。
最近では新聞を定期購読している家庭は少なくなっていますが、配布される自治体の新聞などをできるだけとっておくといいです。
災害時に新聞紙は暖を取るのにも使えますし、怪我をしたときの添え木にも簡易トイレにもなります。
大雪による災害が想定される地域の場合はスコップなどの工具、スノーブーツなどの滑りにくい靴なども用意しておくといいでしょう。
冬は火災も起こりやすい季節です。
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災害時は暖房器具の転倒、暖房器具に物が落ちるなど、普段より出火の可能性が高くなります。
さらに物が散乱している、緊急車両の到着が遅れるなどで被害も拡大しやすいです。
地震災害のとき起こる火災の60%は電気火災というデータがあります。
電源遮断装置は一定の震度を感知すると自動でブレーカーを落とすので、電気火災を未然で防ぐことができます。
まとめ
リストは「災害時でもできるだけ日常に近い生活を送るために何が必要か」を基準に考えます。
衣食住を柱に、季節や家族構成に合わせて定期的に見直すことが大切です。
いざ災害に遭遇してしまったら不安ばかりが膨らみ、落ち着かない気持ちでいっぱいになってしまうでしょう。
不安を少しでも軽くするのが備蓄品です。
冬の備蓄品は寒さ対策が基本です。
その上で感染症や乾燥、衛生面のケア、温かい食事の確保、大雪や火災への対策を考えましょう。
また気持ちが和らぐチョコレートやナッツなどもあると重宝します。
自分や家族を守るのは、自分です。
自分なりのリストを作ることから災害対策を始めてみましょう。