地球温暖化の影響もあり、自然災害はいつ起こっても不思議ではなくなりました。
12月16日には「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の運用もスタートしています。
災害時、人間はもちろん大切な家族の一員であるペットも一緒に避難をさせたいですよね。
当然、人間用の持ち物の他にペット用の持ち物も必要になってきます。
そこで、今回は災害時のペットの持ち物や防災グッズをまとめてみました。
災害時にペットの持ち物で必要なものは?
どんなペットと暮らしているかで違いはあると思いますが、一番多く飼われている犬と猫で必要な持ち物を見ていきましょう。
猫の大きさは種類が違っても変わらないと思いますが、犬の場合は大型犬と小型犬で少し持ち物にも違いが出てくると思います。
小型犬と大型犬ではペットシーツの大きさや枚数も違ってきます。
ドッグフードなども体の大きい犬は多くのフードが必要ですね。
避難する時季にもよりますが猫は寒さに弱いので体を温めるものも必要になってくると思われます。
100均で揃う愛犬の防災グッズ
100均で愛犬の防災グッズは何があるかと言うと
- ドッグフード
- おやつ
- ペットシーツ
- おそうじシート
- マナー袋
- 折りたたみボウル
- ペット用タオル
などがあります。
ドッグフードは毎日食べているものの方が良いですが、大きい袋ごと避難所に持って行くとなると大変です。
面倒でなければ100均で購入できるジップロップにいつも食べているフードを小分けにしても良いですね。
食べ物に関しては賞味期限切れに注意して期限が近くなったら買い替えましょう。
愛犬に関しては、毎日のお散歩セットや旅行セットを余分にもう一つ用意するような感じになります^ ^
100均で揃う愛猫の防災グッズ
100均で愛猫の防災グッズは何があるのかと言うと
- キャットフード
- おやつ
- 猫の爪とぎ
- 猫じゃらし
- ノミ取りくし
- ペットシーツ
- 洗濯ネット
などがあります。
キャットフード、おやつその他は普通なのではないでしょうか?
最後の「洗濯ネット?」
実は洗濯ネットに猫を入れると猫が暴れなくなるそうです。
テレビなどで見た事があったので調べてみたところPETOKOTO MEDIAにも紹介されていました。
犬の防災グッズ「キャリーバッグ」のおすすめは?
愛犬の大きさも様々だと思います。
キャリーバッグもソフトタイプやハードタイプとありますが、個人的にはハードタイプの方が愛犬をしっかりと守れると思います。
普段、お家で使用しているものがあるなら使い慣れているものが一番ですね^ ^
これから準備したいという方は、Amazonなど通販サイトでいろいろ紹介されていますので、探してみても良いかもしれませんよ!
ちなみに私のおすすめは
- ペットケンネルファーストクラス
- プチリュバンペットキャリーバッグ
どちらもIATA(国際航空運送協会)の規定をクリアしていますのでとても丈夫です。
大きさも値段も色々とあるので比較して購入すると良いですね。
災害時に突然、キャリーケースに入れようとしても嫌がる子もいるのでお家で慣れさせた方が良いと思われます。
キャリーケースを落とした時などケースが破壊されてしまわないようにガムテープや風呂敷で補強することもおすすめです。
※「犬と一緒に生き残る防災BOOK」より
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おすすめの防災グッズ10選!
愛犬や愛猫によっては持病があり、薬を飲んでいる子もいると思うので最優先は薬とフードを最優先で持ち出しましょう。
避難所によってはペットの同伴が許してもらえない所もあるので十分に備えたいですね。
避難所でのペット受け入れ方針の有無(2016年熊本地震、ある自治体の例)
- 受け入れありが25%
- 受け入れなしが75%
※環境省「熊本地震における被災動物対応記録集」より
石頭くん大型犬用 特許防災マント
引用:アイアンバロン
なんと、犬用(大型犬用)の防災マントがあるのです!
どうして大型犬と言うと、大型犬は重いので運べません!
だからといって置いてもいけません。
自力で歩いてもらわなければならないのです。
ペット用の靴
靴は地震などの災害時に道路に散乱したガラスでケガする危険を避けられます。
靴を履かせる時は足の内側にある狼爪(ろうそう)に引っ掛けないように注意しましょう。
普段は素足でいる愛犬や愛猫は靴には慣れていません。
家の中で一度履かせてから徐々に外でも履かせて慣れさせましょう。
ペット用の服
災害時に避難所へ行く場合は犬や猫の毛が落ちないように服を着せた方が良いと思われます。
普段、飼い主さん達は愛犬、愛猫の毛は気にならないと思いますが動物を飼っていない人は不快に思う人もいます。
抜け毛対策と寒い時季であれば防寒対策として服を着せても良いと思います。
ペットシーツ
引用:PEPPY
避難所で過ごす場合は衛生面に気を付けたいですね^ ^
愛する我が子がオシッコを漏らしてしまうかもしれません。
シートの上できちんと出来なくてもペットシーツは吸水性がありますので、さっと拭くこともできます。
また、シーツはファスナー付きのポリ袋に入れてお湯を染み込ませれば湯たんぽ変わりにもなります。
夏にはシーツに水を染み込ませて冷凍庫が使えれば保冷剤にもなります。
普段から使用できるペットシーツは、多めにセット買いしても良いですよね!
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レジャーシート
レジャーシートは防水性があるものを選べば汚れていても床や車の中がひどく汚れることを防いでくれます。
特に車で愛犬や愛猫と一緒に車中泊する事になってもレジャーシートが何枚かあると便利です。
毛布や敷布団の下に敷いておくだけで汚れを防いでくれます。
100均にもありますので何枚か用意してはいかがでしょうか?
ペット用消臭スプレー
ペットを飼っていない人が避難所にペットを入れて欲しくないと思う理由の第1位は「ニオイ」でした。
※内閣府「平成28年度避難所における被災者支援に関する実例等報告書」より
飼い主にしてみれば愛犬と愛猫のニオイですら愛しいと思うのですが苦手な人には不快でしかありません。
避難所に受け入れてもらえるならばマメにブラッシングをしてできるだけ清潔を心がけたいものですね。
エチケット袋
「ニオイ」の問題でもうひとつ気になるのは排泄物のニオイですね。
普段、買い物でもらうレジ袋で代用している人もいると思いますが、ニオイを気にするなら専用の袋の方が安心できるでしょう。
元々、赤ちゃんのオムツ処理や介護用品として作られた袋はとても優秀です。
amazonサイトやペットグッズを扱っているお店で販売していますので、災害用に用意してはいかがでしょうか?
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フード用ボウル
避難所でペットボトルに入った水が配られてもペットはボトルに口をつけて飲むことはできません。
被災中、人間の食料を犬に与えて急場をしのいだ例もあります。
※犬と一緒に生き残る防災BOOKより
食べ物もすべてが手から与えられるものとは限りません。
折りたたみ式のボウルなども販売していますので何個か用意しておくのも良いですね。
ブランケット
時季にもよりますが、特に猫の場合は寒がるのでブランケットは用意したいですね。
もしかしたら、避難所ではペットは別の部屋でキャリーケースに入ったまま、他のペットと過ごさなくてはいけなくなるかもしれません。
他のペットを視界に入れさせないようにキャリーケースの上にブランケットをかけて目隠ししても良いですね。
オヤツや缶入りフード
普段、カリカリフードを愛犬や愛猫に食べさせている人もいるかと思います。
普段用としても缶入りのフードも少し慣れさせてはいかがでしょうか?
缶入りの方が開けなければ日持ちもするので便利です。
ペット用オヤツも普段から2~3個ほど多めに用意しておくのも良いですね。
避難所で注意すること
せっかくペットと避難所に入れたのにひとりの飼い主のマナー違反で他の犬と飼い主まで全員、避難所からの退出を命じられた例もあるそうです。
- 飼育スペースが決められている場合は守りましょう
- 排泄物の処理はきちんとしましょう
- ニオイ対策をしましょう
- 「飼い主の会」があれば積極的に参加しましょう。
「飼い主の会」を作れば避難所運営者との話し合いもスムーズになりますね。
※犬と一緒に生き残る防災BOOKより
まとめ
愛犬と愛猫の持ち物で必要なものは
- フード、おやつ
- ペットシーツ
- エチケット袋
- 必要であれば普段飲んでいる薬
最低でも上記のものはなんとか持ち出したいものですね。
余裕があればおすすめグッズやペットと写っている写真もあると迷子になった時に役に立ちます。
最優先は命を守ることなので無理のない範囲で備えておくと良いですね。